トヨタマーケティングジャパンは17日、人気アニメ『機動戦士ガンダム』とコラボレーションした乗用車「シャア専用オーリス」の2代目となる「シャア専用オーリスII コンセプト」を発表した。2015年7月18日~9月27日に、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」で一般公開される。

「シャア専用オーリスII コンセプト」と古谷徹氏

「シャア専用オーリスII コンセプト」は、今年4月に発売された新型オーリスをベースに開発したモデルで、新たにオーリスに搭載された低排気量1.2Lターボ車に、新デザインのシャア専用エアロパーツやマフラーを装備し、さらにシャア専用スポーツシートの装備など内装もカスタマイズしている。現時点で市販化は未定。

このプロジェクトは、2013年にトヨタ自動車と『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国を代表する重機メーカーの「ジオニック社」が技術提供を行い設立したバーチャル・カンパニー・ジオニックトヨタの主導によるもの。トヨタ自動車の持つ自動車生産技術と、ジオニック社のモビルスーツの開発技術を融合するという設定で、新たなコンセプトに基づく「クルマ」の開発として初代「シャア専用オーリス」を世に送り出し、大きな話題となった。

発表会には、『機動戦士ガンダム』で主人公アムロ・レイ役を務めた声優・古谷徹が登場。「悔しいけど『シャア専用オーリスII』はかっこいいんだな」とアムロの台詞にかけたコメントを披露した古谷は「タイヤまですごいこだわりですね。でもシャアって、こんなに目立ちたがり屋だったかなって感じです」とデザインに圧倒された様子。また、「白い『アムロ専用オーリス』はどこにあるんですか?」と関係者に問いかけ、「ジオニックトヨタだけじゃなく、アナハイムトヨタも作ってください!」と直談判する場面もあった。

なお、会場では、量産型ザクをモチーフにした「量産型ザクモデル コンセプト」も展示。こちらの内装に関しては通常の「オーリス」と同様の仕様となる。さらに会見では、トヨタマーケティングジャパンの田浪優氏からジオニックトヨタの活動再開も発表され、本日17日よりリニューアルされたジオニックトヨタの公式サイトから新規社員(=ファン)の募集を開始する。

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