東京都・恵比寿のALにて、シンドウミツオ初の写真展「graphical photography by mitsuo shindo」が開催されている。開催期間は6月7日まで、開場時間は12:00~19:00(最終日のみ17:00まで)。入場は無料。

「graphical photography by mitsuo shindo」メインビジュアル

同展は、アートディレクター、グラフィックデザイナーとして音楽シーンをデザインしてきた信藤三雄の、写真家としての顔を紹介する初の写真展。1990年に制作されたフリッパーズ・ギターのアルバム「カメラ・トーク」に、アートディレクターとして参加していたパリでの撮影にて急きょ写真家デビューを果たし、写真を撮る楽しさに目覚めたのだという。最近では、AKB48の39枚目のシングル「Green Flash」の顔アップ写真も信藤の仕事だ。

その後、仕事の現場で名だたる写真家たちを師匠として、三浦憲治からは「絶体絶命! どんな状況の中でもピントを外さない凄さ」、田島一成からは「写真に文字を入れさせない構図の強さ」、鶴田直樹からは「モデルへのポージング&多様なライティング」、そして荒木経惟からは「貪欲な姿勢」など、「撮り方」を学んでいく。

また、なぜいまシンドウミツオとして"写真家宣言"をするのかという問いには、「人はぼくをアートディレクターというジャンルでしか評価しない。だから写真もその一部分であると思われてしまう。でも本当は、写真は写真として見てもらいたいんです。(中略) とにかく気分は新人。身軽に写真だけを撮ってみたいと思ったんです」と答えている。