ヤマダ電機は25日、経営の構造改革の一環として、2015年5月末までに計46店舗を閉鎖すると発表した。

同社は現在、抜本的な経営の構造改革を進めており、その改革のひとつとして、新規出店、スクラップ&ビルド、店舗閉鎖、アウトレット店舗や免税専門店舗への業態転換などにより、収益性の向上を図っている。

今後の店舗展開については、都市部および郊外それぞれの地域において、厳選して出店を行っていくとし、年内をめどに東京都中央区八重洲に都市型店舗を出店するなどして、2015年度は新店およびスクラップ&ビルドを含めて計15店の新規出店を計画している。

閉鎖予定店舗の従業員については、他店舗への配置転換などを実施し、雇用は継続する。また、追加の店舗閉鎖やスクラップ&ビルド、業態転換については、状況を見ながら判断する。

なお、今回の決定に伴う影響については、現在精査中で、2015年5月7日に発表した業績予想に織り込まれていないが、同社は「今後の収益性の向上に資するものである」と考えているという。