米Microsoftは15日(現地時間)、非正規版のWindowsにはWindows 10の無償アップグレードを行わないことを、同社ブログで改めて表明した。

Windows 10 インサイダープレビュー Build 10074

Microsoftでは、正規版のWindows 7 / 8.1を使用しているユーザーに対し、無償でWindows 10へのアップグレードを行なう。新機能やセキュリティアップデートなども、Windows 10搭載デバイスへ継続して提供し続ける。

Windowsが正しくインストールされていなかったり、ライセンスが確認できないなど、非正規版のWindowsを使用している場合は、警告の透かしがデスクトップ上に表示される。同社は、非正規版のWindowsはマルウェアに感染したり、機能低下などが引き起こされたりする高いリスクがあり、個人情報が危険にさらされる可能性もあるとして、その利用に注意を喚起している。また、正規のサポートも受けられないとしている。

ブログでは、「非正規版Widnowsの利用者には無償提供を適用しない」と表明。正規版の使用を促す一方で、OEMパートナーと協力して魅力的なWindows 10アップグレード施策を用意しているとし、「ご期待下さい」と結んでいる。