弐瓶勉「シドニアの騎士」掲載誌:アフタヌーン(講談社)

第39回講談社漫画賞の受賞作が発表された。一般部門には弐瓶勉「シドニアの騎士」、少女部門には海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」、少年部門には鈴木央「七つの大罪」と渡辺航「弱虫ペダル」がそれぞれ輝いた。

「シドニアの騎士」は宇宙空間で巨大人型兵器を操縦し、異生物と戦う少年少女のドラマを描くSFロボットアクション。月刊アフタヌーン(講談社)にて連載中で、2014年にアニメ化された。「逃げるは恥だが役に立つ」は“就職としての結婚”をテーマに、雇用関係として契約結婚した2人を描く物語。Kiss(講談社)にて連載されている。

「七つの大罪」はかつて王国の転覆を企てたとされる7人の大悪党集団「七つの大罪」をめぐる冒険ファンタジーで、週刊少年マガジン(講談社)にて連載中。2014年10月より放送されていたTVアニメは2015年3月に最終回を迎えた。自転車競技を題材とした「弱虫ペダル」は週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載中。アニメ化や舞台化もされている。

また特別賞にはうえやまとち「クッキングパパ」が選出。1985年にモーニング(講談社)にて連載開始されて以来、30年もの間支持されてきたことを讃え、同賞が授与された。

選考委員は安童夕馬、小林深雪、藤沢とおる、藤島康介、前川たけし、三田紀房、山下和美の7名が務めた。受賞者には賞状とブロンズ像、および賞金100万円が贈られる。贈呈式は7月7日18時より帝国ホテルにて開催。