AOKIは4月18日、信州大学繊維学部・先進繊維工学課程と、繊維メーカーフジボウトレーディングの三者共同で開発した男性の夏用肌着「究極デオドラント AOKI涼感肌着」を、AOKI全店およびオンラインショップで発売した。

「究極デオドラント AOKI涼感肌着」(1,500円/税別)

現在、におい対策に着目した消臭肌着は各社から多く展開されている。ただ、その多くは、汗のにおいの元となるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸の3つ、または加齢臭の原因であるノネナールを加えた4つのにおい成分の消臭に対応しているものであるという。

今回発売した同商品は、上記4つのにおい成分に加え、成人男性の多くが分泌し、においの原因となるアンドロステノン成分にも対応した。

繊維には、金属酸化物の消臭剤を付着した。その金属酸化物が持つ多数の細かい孔(あな)が、アンドロステノンなどのにおい物質を物理的に吸着。吸着したにおい物質を、化学的に消臭する。人の肌にやさしい薬剤の働きで、皮膚常在菌の繁殖を抑制し、においの発生を根本から抑える効果もある。

また、湿気に反応して伸び縮みする特殊な綿混素材を採用。汗をかいて、水蒸気や水分を吸湿すると繊維が伸び、通気性が向上する。信州大学が実施した通気性の測定では、湿潤前と比較して、通気性が18.5%向上することが明らかとなった。反対に汗がひき放湿すると編み目が閉じ、汗冷えも防ぐ効果もあるとのこと。

湿気に反応して伸び縮みする特殊な綿混素材を採用

デザインは、Vネック半袖、クルーネック半袖、スリーブレス(ノースリーブ)。スリーブレスは、5月発売予定。価格は1,500円(税別)。