デジタルステージは4月14日、動画・写真素材に、音楽やテキストや多彩なエフェクトを加え、見ごたえのある動画が作成できるソフトウェア「PhotoCinema(フォトシネマ)」を、2015年5月28日より発売すると発表した。

同ソフトは、同社がこれまで販売してきた「LiFE with PhotoCinema(ライフ・ウィズ・フォトシネマ)」で培ってきた直感操作を活用しながら、高度な動画編集を手軽に楽しむことを目的に開発されたもの。

編集スタイルとして、用途や目的に応じた3つのモードとして、好きな素材を並べる「おまかせモード」、構成から映像効果まですべて任意に設定する「じぶんでモード」のほか、ストーリー設計が施されたテンプレートから作る「シナリオモード」を用意。音楽のテンポに合わせて編集する「タップ機能」と、映像をいくつかに分割してレイヤごとにカスタマイズする「フレーズ編集」を採用することで、曲調に合わせた動画編集はもちろん、動画の上にテキストや別の画像や動画を重ねたり、多彩なフィルターを加えたりといった複雑なレイヤ加工を手軽に行うことを可能とした。

おまかせモードの画面

また、複数人で1つの動画を作る際に役立つ「コラボ機能」も搭載。素材提供の依頼から収集までの煩雑な作業を一元管理できるため、複数人で動画を作る楽しみを味わうことも可能となっている。

動画編集の画面

さらに作った動画はフルHDでの書き出しが可能。YouTube、VimeoをはじめFacebookで公開し拡散することができるほか、同社のWeb制作ソフト「BiNDシリーズ」と連携して、Webページの背景に動画を貼るフルスクリーン動画の表現方法なども実現できるという。

なお、製品としては、通常版となる「『PhotoCinema』for Windows/Mac」のほか、ウェディング向けの素材やテンプレートを収録した「『PhotoCinema Wedding』」for Windows/Mac」の2種類を用意。いずれもパッケージ版、ダウンロード版ともに1万4800円(税別)で、対応OSはWindows 7/8/8.1(32bit/64bit対応。ただし64bit版では32bitモードでの動作となる)、およびMac OS X 10.8.5/Mac OS X 10.9.5/Mac OS X 10.10(いずれもサーバ版は除く)としている。

左が通常版の「PhotoCinema」のパッケージ。右がウェディング版となる「PhotoCinema Wedding」のパッケージ

PhotoCinemaシナリオテンプレート「Shop」

PhotoCinema Weddingシナリオテンプレート「Endroll」