パナソニックは4月14日、重さわずか45gのウェアラブルカメラ「HX-A1H」を発表した。フルHD(1,920×1,080/30p)の動画撮影に対応している。発売は5月21日で、価格はオープン。推定市場価格は税別30,000円前後。

HX-A1H-D (オレンジ)

HX-A1H-K (ブラック)

パナソニックはこれまで「HX-A100」「HX-A500」と、本体部とカメラ部を分けたスタイルのウェアラブルカメラを展開してきたが、今回の新製品「HX-A1H」では一体型スタイルを採用。φ26×L83.1mmのカメラ部にバッテリーと本体機能を収め、ゴルフボールとほぼ同じ45gの軽さを実現した。

ヘッドマウント「VW-HMA1」が標準で付属しており、自分目線での撮影を楽しめる。また、ハウジングなしでIPX8相当の防水(水深1.5m・30分)、IP6X相当の防塵、1.5m高からの落下に対する耐衝撃、-10度の耐寒性能を持つ。「0ルクスナイトモード」用のガラスカバーも同梱しており、別途赤外線ライトを用意すれば、真っ暗闇の状況でも撮影できる。

W-Fi機能も標準搭載。スマートフォンからリモート操作を行えるほか、同社のビデオカメラ「HC-WX970M」「HC-W870M」「HC-W570M」と組み合わせて、HX-A1Hをサブカメラとしたワイプ撮りも楽しめる。

主な仕様は、撮像素子が有効約287万画素の1/3型MOS、F値がF2.8、画角が最大約150度、最短撮影距離が約30cm。記録メディアにはmicroSD/SDHC/SDXCカードを使用する。記録形式はMPEG-4(.mp4) AVC/H.264。バッテリー性能については、本体のみで約75分の録画が可能。純正オプションの拡張バッテリー「VW-BTA1」を併用すると録画可能時間はさらに約90分延びる。

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ヘッドマウント「VW-HMA1」が標準付属

手に取った様子

リアキャップ内にUSB(micro-B)端子とmicroSDスロット

「0ルクスナイトモード」を利用する際は標準付属のIRガラスカバーに付け換える

同社製ビデオカメラと組み合わせて、目線違いのワイプ撮りが可能

純正オプションのバリエーションも広がった