小籔千豊、"美魔女"賛美の風潮批判「美や恋ばかり」「おばはんにも賛美を」

  [2015/04/14]

お笑い芸人の小籔千豊が、13日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『ビートたけしのTVタックル』(毎週月曜23:15~24:15)にゲスト出演し、"美魔女"に関して持論を展開した。

"美魔女"に関して持論を展開した小籔千豊

"美魔女"とは、女性ファッション誌『美STORY/美ST』(光文社)から誕生した造語で、年齢を感じさせない女性を表現した言葉。「35歳以上で『外見美』『知的美』の両立」が条件とされている。2010年からは真の美魔女を発掘する同誌主催のコンテスト「国民的美魔女コンテスト」が行われ、毎年約2,000人が応募し、そのうちの約20人のファイナリストが美魔女に認定されている。

以前から、この美魔女をもてはやす風潮を「いい年こいた美魔女をチヤホヤする国に未来はない」と痛烈に批判していた小籔。スタジオに歴代の美魔女がずらりと並ぶ中、小籔は彼女たちの美しさやそれに伴う努力を称えながらも、中にはセレブ妻もいることからまずは「"一般の人"みたいな言い方でテレビ出ていることに僕はちょっと腹が立つ」と指摘した。

さらに、最近テレビなどで取り上げられる話題が「"美"とか"恋"とかばっかり」と嘆き、美魔女ブームが加速すると若い世代がそれに憧れて美ばかりを追い求めるようになるのではと危惧。美を追求してコンテストに応募すること自体に「罪はないと思う」「あなた方を否定する気はない」と強調しながら、テレビをはじめとしたメディアが美魔女の生き方を賛美するような流れが「ちょっと嫌」と主張した。

また、美魔女の1人が応募のきっかけとして、専業主婦になって世間から隔離されて女性としての自信を失ったと語ったことを受け、小籔は「白髪染めも我慢して自分磨きのお金を置いて子どもの塾代にしているおばはんもおるわけです。そのおばはんも賛美する逆側の意見もないと」。「美しくすることが正義の世の中にお生まれになって、もっときれいになろうとするのは当然だと思うんです」と理解を示しつつ、「これが行き過ぎて僕の孫の孫の世代が全員"美"と"恋"ばかりで金持ちのおっさんばっかり探すと…」と不安を口にした。

そのほか、「特別な人というのをもうちょい認めてほしい」という意見も。美魔女の中にはモデル出身者やエステ通いも可能なセレブ妻などがいることから、「銀座のママさんがきれいにされているとかエステに行かれているとか当然。テレビに出られている方がきれいにするのは当然。どちらかというと、(美魔女は)そちらの方々だと思うんです」と語り、ブームの背景を「それを普通の主婦といってハードルを下げて出てくるから、一般の人が『私と同じ部類でこんなん!? ネイル行ってんの!? 私も行かな!』って走りだすと思う」と分析。「小学生の雑誌見てたらメイク道具の特集ばっかりなんすよ…」と肩を落としつつ、「もうええってそんなの。織田信長の特集やってくれって思いますよ」と締めくくって笑いを誘った。

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