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米BOX OFFICE MOJOは3月27日~3月29日の北米週末興業成績を発表した。

ドリームワークス制作のCGアニメ『Home (2015) (原題)』が初登場1位。2007年に出版されたアダム・レックスによる児童書『ザ・トゥルー・ミーニング・オブ・スメックデイ』を映画化した作品で、舞台はブーヴと呼ばれる異星人に征服された地球。敵に仲間の居場所をうっかり漏らしたことから追放されてしまったブーヴの1人と、捕獲を逃れた聡明な地球人の少女ティップが繰り広げるSFアドベンチャーだ。ティップの声を、グラミー歌手のリアーナが務める他、ジェニファー・ロペス、ジム・パーソンズ、スティーヴ・マーティンらも声優として出演している。



2位も初登場の『Get Hard(原題)』。イータン・コーエン監督のコメディ映画で、『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル、『リベンジ・マッチ』のケヴィン・ハートがコンビを組む。詐欺で収監予定の富豪投資家キング(ウィル・フェレル)が、刑務所でのサバイバル術を学ぶため、洗車係のルイス(ケヴィン・ハート)に教えを請うが、ルイスは刑務所経験どころか駐車違反すらしたことのない小心者だった。フェレル作品ならではの下品でおバカな爆笑コメディに仕上がっている。



前週トップに立った、“ダイバージェント”シリーズ2作目の『The Divergent Series: Insurgent(原題)』は3位に転落。4位の『シンデレラ』も前週2位から2ランク順位を下げた。

5位『It Follows』は、前々週30位、前週19位から徐々に順位を上げ、公開3週目にして初のトップ10入り。10代の少女が恋人とのセックスにより奇妙な呪いに取り憑かれてしまう。呪いを解くには他の男性と性行為をしなければならないという“性病”的な呪いを描いたホラーで、初週は4館限定公開ながら16万ドルの興収を稼ぎ出し、“2015年最恐”との呼び名も高い作品だ。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」での評論家支持率も95%と非常に高い。



北米週末興行成績TOP 10(3月27日~3月29日)

順位 先週順位 作品名 週末興行収入 累計興行収入 日本公開日 週経過
1 Home (2015) (原題) 5,400万ドル 同左 未定 1
2 Get Hard(原題) 3,461万ドル 同左 未定 1
3 1 The Divergent Series: Insurgent(原題) 2,207万5,000ドル 8,639万4,000ドル 未定 2
4 2 シンデレラ 1,751万5,000ドル 1億5,002万2,000ドル 4月25日 3
5 19 It Follows(原題) 402万1,000ドル 475万5,000ドル 未定 3
6 5 Kingsman: The Secret Service(原題) 305万ドル 1億1,942万4,000ドル 未定 7
7 3 ラン・オールナイト 220万5,000ドル 2,382万3,000ドル 5月16日 3
8 7 The Second Best Exotic Marigold Hotel 218万5,000ドル 2,813万5,000ドル 未定 4
9 6 Do You Believe?(原題) 215万ドル 705万2,000ドル 未定 2
10 4 The Gunman(原題) 204万5,000ドル 881万ドル 未定 2