北海道や北陸、そして広島と、牡蠣の産地は全国に散らばっているが、そんな味を東京で味わえる牡蠣小屋は魅力的な存在だ。季節が春に向かっている今、牡蠣のシーズンがまさに終わろうとしている。その前に、今シーズンの牡蠣をめいっぱい楽しんでみてはいかがだろうか。この週末にも楽しめる、東京で開催されている冬季限定の牡蠣小屋をまとめてみた。

今だけの味をお早めに(写真は「広島春牡蠣フェスタ」のもの)

宮城のブランド牡蠣をキリン生とともに

3月20日まで、つまり今日までとなっているのが、大手町の東京サンケイビルで開催されている「宮城 牡蠣の家」だ。宮城県産の殻付き牡蠣とキリン一番搾り生ビールがコラボレーションした店舗で、宮城が誇るブランド牡蠣「長面浦かき」「鳴瀬牡蠣」「三陸唐桑もまれ牡蠣」(各1個税別400円~)なども用意する。牡蠣はバケツ小/5個は税別1,000円などで、牡蠣以外にも宮城産のホタテやアナゴなどもそろう。もちろん、ここはキリン一番搾り生ビールととともに味わいたい。

3月までの開催はこの2店舗

浅草では浅草EKIMISEにて、3月31日まで牡蠣小屋を実施している。こちらでは広島産の牡蠣の中心に、焼き牡蠣食べ放題を60分間大人2,980円(税抜)から用意する。会場には、炭火焼牡蠣にちょい足しできる無料調味料バーを設置。チリソースやワサビ、牡蠣醤油、コチュジャンやタルタルソースなどが並んでいるので、味の変化を楽しんでみるのも良さそうだ。

立川にある国営昭和記念公園・バーベキューガーデンでも、冬期限定で牡蠣小屋を実施している。東北から産地直送で届く牡蠣を使用。90分の焼き牡蠣食べ放題は大人3,480円(税込)、オールドリンク飲み放題も1,080円(税込)で提供している。現状、3月29日までとなっているので早めにご予約を。なお、こちらにも炭火焼牡蠣にちょい足しできる無料調味料バーが用意されている。

"幻の牡蠣"はグリーンに輝く

新宿区立大久保公園で開催されている「広島春牡蠣フェスタ」では、文字通り広島の極上牡蠣が楽しめる。特にオススメなのが"幻の牡蠣"とも称される「グリーンオイスター」(1個税込400円)だ。牡蠣は広島殻付き春牡蠣(1kg/12~18個入りで税込1,600円)などの炭火焼きのほか、牡蠣ご飯(牡蠣4個入りで税込450円)や牡蠣のアヒージョ(税込600円)として楽しむことも可能。開催は4月5日までとなっている。

「広島春牡蠣フェスタ」では、広島特選殻付き春牡蠣(2個で税込1,000円)も用意

牡蠣とともに原酒を飲み比べ

代わってお台場。お台場ヴィーナスフォート・パレットプラザにて、日本盛presents「かき小屋 ヴィーナスフォート店」が4月5日までの期間限定でオープンしている。石巻産の新鮮な焼き牡蠣が味わえるほか、日本盛がプロデュースするしぼりたて生原酒と吟醸生原酒、純米吟醸原酒が楽しめる「飲み比べセット」(税別500円)も用意。焼き牡蠣食べ放題は60分間大人2,980円(税抜)からとなっている。なお、こちらにも炭火焼牡蠣にちょい足しできる無料調味料バーが用意されている。

生まれ変わった屋上で牡蠣を堪能

2014年10月に1989年以来のリニューアルを実施した東急プラザ 蒲田でも、期間限定の牡蠣小屋を展開。場所は屋上「かまたえん」内で、4月5日まで広島産の牡蠣を中心に振る舞っている。焼き牡蠣食べ放題は60分間大人2,980円(税抜)から。なお、こちらにも炭火焼牡蠣にちょい足しできる無料調味料バーが用意されている。

それぞれの牡蠣小屋は長くても4月初旬までの開催となっているところに、牡蠣のシーズンの終わりを実感させられる。もちろん、今日ではシーズンを問わず牡蠣を楽しむことができるが、どうせなら旬の今、たっぷり楽しんでいただければと思う。