日本気象協会が2月26日に発表した第2回 桜開花予想によると、2015年の桜(ソメイヨシノ)の開花日はおおむね平年並み。九州や関東南部では3月下旬から咲きはじめるとあって、カメラ好き、写真好きのみなさんの撮影モチベーションも次第に上がりはじめていることだろう。

だが、ソメイヨシノの開花よりもはるかに早い2月10日から3月10日まで、静岡県・河津町では「河津桜まつり」が開催されている(期間は3月10日まで)。そこで、ひと足先に桜を撮影しようと、写真家でカメラライターもこなす永山昌克氏と編集部(筆者)は3月2日より現地を訪れた。下の写真のとおり、河津川の桜並木はみごと満開である。

静岡・河津町にて3月2日撮影。川の両岸に咲くカワヅザクラはまさに満開!

カワヅザクラは、同じく早咲きのカンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種と考えられている桜。その名のとおり、静岡・河津町に樹齢約50年の「原木」があり、そこから広がったとされている。

今回、永山氏がキヤノン「PowerShot G7 X」で臨んだカワヅザクラの撮影は、ハウツー記事「桜の撮り方 2015、夜桜撮影を成功させるポイント」「桜の撮り方 2015、Wi-Fi機能と自撮り棒でリモート撮影」として来週掲載する予定だ。数々の作例と撮影テクニックの解説に期待してほしい。

ハウツー記事「桜の撮り方 2015、夜桜撮影を成功させるポイント」は来週掲載予定

河津桜まつりの会場にて。カワヅザクラのピンクと菜の花のイエローは定番の組み合わせ