エクスペディアジャパンは、10代~60代の男女580人を対象に飛行機のマナーに関する意識調査を実施した。

飛行機内で迷惑だと思う客はどんな客ですか?

まず、飛行機内で迷惑だと思う客について質問したところ、1位が「後ろからシートを蹴る」(55%)、2位は「匂いがきつい」(48%)、3位は「シートを倒してくる」(47%)となった。全体を通しては女性の方が「迷惑行為」と回答する数が多く、男性よりも周りの環境や外的なものに対して過敏になっていることが分かる。

一方、「手荷物が多すぎる」という回答においては、「迷惑」と感じている男性が女性の2倍いるという結果になった。一般的に男性よりも女性の方が手荷物が多いことも、この結果に影響しているとも考えられそうだ。

「後ろからシートを蹴る」は日米ともに1位に

また、米国でも同じアンケートをした場合、1位は「後ろからシートを蹴る」、2位は「子供の面倒をみない」、3位は「匂いがきつい」となった。日米を比較した場合、日米ともに、 1番迷惑な行為として「後ろからシートを蹴る」を挙げており、「匂いがきつい」も同様に上位3位にランクインしている。一方で、日本人とアメリカ人の回答の差が開いたのは、 「背もたれを深く倒してくる」 と「イヤフォンからの音漏れ」だった。

日本人の迷惑だと思う行為3位にランクインしている背もたれを深く倒す行為は、意外とアメリカ人にとって当たり前の行為であるよう。その反面、日本人が気にしないイヤフォンの音漏れは、アメリカ人からすると気になる点になっているなど、価値観の違いが現れる結果となった。

飛行機内で迷惑だと思う客はどんな客ですか? (日米比較編)

総じて、日本人はパーソナルスペースを占領されることに嫌悪を感じ、アメリカ人は子供の騒ぎ声や音漏れなどのノイズに対して不快を感じる傾向にあるようだ。なお、アメリカ人が答えた飛行機内で迷惑だと思う客には、「食べ過ぎな客」「シートの背をつかむ客」「Hな本を堂々と読む客」「いちゃいちゃカップル」という回答も見られた。