トーキョー女子映画部はこのほど、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で、部員292名の投票によるデート向き映画ランキングを発表した。

女子が選ぶ「デート向き映画ランキング」

「イベントの様子」

同企画は、2014年に公開された映画の中から、トーキョー女子映画部スタッフが「女子がデートで観たい作品」を5つのジャンルに分け、各12作品をノミネート。そのノミネート作品から投票によりランキングを決定し、「DATE MOVIE AWARD 1st」として発表した。

まず、「ドラマ部門」の発表から。堂々の1位に輝いたのは、現在も大ヒット上映中の『ベイマックス』だった。続く2位は『アナと雪の女王』、3位には『LIFE!』がランクインとなり、上位2作品については、特に知名度の高い話題作が選ばれる結果に。「話題になっている作品は、2人とも興味がわきやすく誘いやすい」ようだ。

続いて「ラブストーリー部門」。1位は『美女と野獣』が選ばれ、2位は『あと1センチの恋』、3位は『her/ 世界でひとつの彼女』となった。ラブストーリーは、デート・ムービーの定番と思われてきたが、「デートでラブストーリーは観ない」という人や、ラブシーンが多いと気まずかったり、あまりに生々しいと気楽に観られないということもあり、意見が分かれる結果となった。

「アクション部門」では『アメイジング・スパイダーマン2』が1位に。次いで、2位『るろうに剣心 京都大火編』、3位『るろうに剣心 伝説の最期編』と続いた。アクションものは男性も楽しめるという点でデート向きと考える人が多く、なおかつ少しロマンチックな要素が入っていると、デートにより向いているとのことだった。

「サスペンス& ホラー部門」からは、『白ゆき姫殺人事件』が1位にランクイン。2位には『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』が選ばれ、3位に『トランセンデンス』となった。"怖すぎるものはダメという女子側の根本的な好みが大きく影響し、平均票数は少なかったものの、「程よく怖いものは接近できて良い」という意見も見受けられた。

最後に「コメディ部門」。堂々の1位は『テルマエ・ロマエII』。2位は『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』、3位は『超高速! 参勤交代』という結果に。全体的な票数は低いながらも、コメディは「デートで観やすい」という意見だった。

「デートで観るのに適しているかどうか」という視点の投票だったが、自身の好みだけでなく、「男性も楽しめるか」ということを意識している人も多かったよう。「観た後に会話が弾みそうなもの」や、「2人で共感したり、感動や感情を共有できるもの」が支持される結果となった。

詳細は「DATE MOVIE AWARD 1st」結果発表ページから。