米Qualcommは18日、高性能モバイル機器向けのSoC「Snapdragon」4製品を発表した。「Snapdragon 620」および「Snapdragon 618」には、英ARM社が現地時間2月3日に発表した最新64bit CPU「Cortex-A72」が統合されている。
Cortex-A72は、64bitアーテキクチャの2世代目のプロセッサ。最大2.5GHzで駆動し、従来のCortex-A15比で、性能は3.5倍に向上し、消費電力は25%削減されるという。
Snapdragon 620では4コアのCortex-A72(1.8GHz)と、同じく4コアのCortex-A53(1.2GHz)を採用するbig.LITTLE構成。Snapdragon 618でも同様に、2コアのCortex A72(1.8GHz)と、4コアのCortex-A53(1.2GHz)を採用する。いずれも、4K動画の撮影やHEVCハードウェアエンコーディングなど、既に発表済みとなる800シリーズの機能を、600シリーズとして初めて備え、Qualcommの急速充電技術「Quick Charge 2.0」も搭載する。
「Snapdragon 425」および「Snapdragon 415」は、400番台で初めてオクタコアを備えたモデル。CPUはオクタコアのCortex A53を採用している。
Snapdragon 620 / 618 / 425の搭載デバイスは2015年後半に、Snapdragon 415の搭載デバイスは2015年前半に登場する見込み。