ニコンは10日、光学60倍の超望遠ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「COOLPIX P610」を発表した。発売時期は2月26日を予定している。価格はオープン。推定市場価格は約53,000円。

COOLPIX P600

広角24mm相当から超望遠1,440mm相当(35mmフィルム換算時)までの焦点距離をカバーする高倍率ズーム機。光学系には色収差の補正に優れたスーパーEDレンズを採用。また、解像度を保ったまま120倍までズーム可能なダイナミックファインズームに加え、約1cmまで被写体に寄れるマクロ撮影もできる。シーンモードには、カメラ設定が難しい月や野鳥の撮影に特化した、「月」モードと「鳥」モードを備えている。

新開発のデュアル検知光学VRにより、5.0段の手ブレ補正効果(静止画撮影時)を実現した。また、シャッターボタンを押してから写真が記録されるまでのタイムラグは広角側で約0.12秒、望遠側で約0.61秒。また、最大画像サイズで約7コマ/秒、最大約7コマの高速連写ができる。

視野率約100%、約92万ドットの高精細0.2型液晶の電子ビューファインダーを搭載した。新搭載のアイセンサーにより、ファインダーに目を近づけるだけで、液晶モニター撮影から電子ビューファインダー撮影へ自動的に切り替わる。そのほか、超望遠撮影時に見失った被写体を、一時的に画角を広げることで捕捉しやすくする「クイックバックズームボタン」を搭載。ワイヤレス通信機能は、NFCとWi-Fiに対応。一定間隔で自動撮影した写真をつないで。約10秒間の早送り動画として記録する「タイムラプス動画」機能がついている。

背面のモニターは3型・約92万ドットの液晶方式(バリアングル)。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード。バッテリーはリチウムイオン充電池。サイズは約W125×D106.5×H85mm。重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約565g。