もし自分が男だったら大きな仕事をバリバリこなしたのに……。女だったら寒い外回りに行かなくて済んだのに……。そんな異性を「うらやましい」と感じる瞬間が誰だってあるはず。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、仕事をしていて異性をうらやましいと思う点についてアンケートを取り、そのうちの男性137名の意見を紹介する。
Q.仕事をしていて、異性をうらやましいと思う点を教えてください
男性から見た「女性のうらやましい点」
■優しくされる・怒られない
・「ちょっと失敗しても女性だと許されることがある: 上司から明らかに怒られ方が違うので」(49歳男性/医療・福祉/専門職)
・「何かとミスが許されがち: 女性はちょっとのミスでも軽く流されるが、男性はがっつり怒られているから」(23歳男性/電機/技術職)
・「ちょっと仕事が遅れ気味だと他の男性社員がもれなく手を貸してあげている: 男が困っていても自分で解決するのが当たり前だと思われているから」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「上司になにかとかわいがられる: 男性の上司に、よくご飯に連れて行ってもらったり、何かと優しくされるから」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「かわいければチヤホヤされる: 男性上司の態度が明らかに違うことがあるので」(34歳男性/通信/事務系専門職)
■仕事の免除
・「重いものを運ばなくていい: 力仕事はしんどい」(37歳男性/自動車関連/技術職)
・「みんなが優しくしてくれる: 力仕事は男の仕事という感じで力仕事を押し付けられたりすることがない」(23歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「バリバリしんどい仕事をしていると、気を使われること: 男だと、誰も気を使わないから」(54歳男性/電機/技術職)
・「男ほどハードワークでない: 入社して3カ月間は同期の女子は残業がなかった」(25歳男性/その他/その他)
・「女の子だからと早く帰してもらえるとき: 夜道は危険だからね」(26歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「仕事量が少ない: 薄給だけどうらやましい」(30歳男性/電機/技術職)
■接客は女性が得?!
・「同じように相手に接していてもあたりが柔らかいのか相手からのレスポンスが良いと思う: 自分の時と相手の態度が明らかに違うから」(56歳男性/その他/販売職・サービス系)
・「お客さんも女性に対しては優しい: 男性と違って女性だと、トラブルの場合でも優しいと思うのでうらやましいです」(44歳男性/情報・IT/技術職)
・「顧客が男性の場合相手が積極的に話に耳を傾けてくれる確率が高い気がする: 異性だからか」(31歳男性/商社・卸/営業職)
・「対人関係が穏やかになる点: 場を和ませられるから」(50歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■その他、女の特権
・「生理休暇が取れる: いつでもその日に『休みます』が通用する」(48歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「結婚して仕事をやめれる: 今の仕事がきつい」(34歳男性/自動車関連/技術職)
・「育児休暇: 休めるので」(43歳男性/その他/その他)
・「飲み会: あまりお酒を勧められない」(28歳男性/自動車関連/技術職)
・「途上国への転勤が少ない: 今まで実績がないから」(32歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「おごってもらえる点: 得だと思うから」(25歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「女性であること: お化粧したり、おしゃれができるところ」(53歳男性/金融・証券/専門職)
■総評
男性から見て女性がうらやましいと思うこと、最も多かったのは「怒られない」「優しくされる」ということだった。特に「上司の当たりがきつくない」というのは、男性にはうらやましいような納得いかないような気持ちになるようで、「男ならこっぴどく叱られる」とボヤく回答も多かった。また女性が「社内でチヤホヤされる」「上司に可愛がられる」のも、男性にしてみたら何かとうらやましいようだ。
女性は大変な仕事を免除になることが多く、「力仕事をしなくていい」「残業がない」のがうらやましいという声も挙がった。重いものを持ったり、遅くまで仕事するのは男性でも苦しいのだ。また、男性と同じ仕事をしていても「大丈夫? と周囲に気を遣ってもらえてうらやましい」という意見も。「仕事が少なくてうらやましい」という単純に働きたくない男性もいた。
接客に関しても、女性をうらやむ声が挙がっていた。女性だと「お客さんも優しい」「場を和ませられる」と有利になる場合があるようだ。いろいろと意見があがったが、女性側から見たらまた別の見解が出てくるだろう。大切なのは、個人に合った対応をすることなのかもしれない。
調査時期: 2015年1月15日~2015年1月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名
調査方法: インターネットログイン式アンケート