米Microsoftは1月23日(現地時間)、「Windows 10 Technical Preview」のJanuaryビルド(ビルド9926)の提供を開始した。日本語を含む20以上の言語に対応。パーソナルデジタルアシスタント「Cortana」、新しいStartメニュー、新しい設定アプリ、Continuum、Windows Store Betaなど、たくさんの追加機能を備える。

Windowsインサイダープログラム参加者で、すでにWindows 10 Technical Previewを使用している場合は自動的にJanuaryビルドへとアップデートされる。今回はWindows Updateを「Slow」に設定しているユーザーに対しても「Fast」設定との同時配信になっている。またインサイダープログラムのサイトからISOファイルをダウンロードすることも可能。

CortanaはWeb検索に加えて、アプリ、設定、ファイルなどの検索を手助けする。音声とテキスト入力で利用でき、Cortanaの設定でハンズフリー機能を有効にした場合、「Hey Cortana,」とPCに話しかけるだけでCortanaがアクティベートする。現時点でCortanaの対応言語はUS英語のみ。将来のビルドで対応言語を拡大し、機能も追加するという。

パーソナルアシスタント「Cortana」

設定アプリ

Startメニューには大きな変化がないように見えるが、XAMLで構築されたものに変わった。2-in-1デバイスのタブレットスタイルで便利なフルスクリーン表示に対応、色のカスタマイズをサポートする。今後のビルドでは、パーソナライズ強化、ドラッグ&ドロップ、Jumpリスト、リサイズなどの追加を予定している。

新しい設定アプリは、他のWindowsデバイスと一貫したUXを提供するアイコン中心のデザインで、今回のアップデートでカテゴリも再編された。アプリ内の検索機能から設定機能の検索を行える。

Continuumは、キーボードとマウス/トラックパッドの使用に適したPCモードと、タッチ操作に適したタブレットモードをスムースに切り換える機能だ。Surface Proのような2-in-1デバイスを常に快適に操作できるようにする。

PC向けのUIで使用している2-in-1デバイスでキーボードを外すとContinuumの通知が現れ(左)、タップしてタブレット向けのUIに切り換えるとフルスクリーン表示になる(右)

Januaryビルドには2つのWindows Storeが存在する。現行のWindows Storeは"グリーン"タイルで表示され、Windows Store Betaは"グレイ"タイルになっている。Windows Store Betaで使用できるのは基本機能に限られるので注意が必要。このほかJanuaryビルドは、「Photos」アプリ (ローカルドライブとOneDriveに保存している写真の管理・編集をサポート)、「Maps」アプリ、「Xbox」アプリを含む。