富士フイルムの米国法人であるFUJIFILM North Americaは1月15日(現地時間)、コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM XQ2」を発表した。2013年11月に発売された「XQ1」の後継モデルとなる。米国での発売は2月で、価格は399.95ドル。日本国内での発売については明らかになっていない。

FUJIFILM XQ2

XQ2は、2/3型の「X-Trans CMOS II」センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ。XQ1に引き続き、撮像素子上に位相差センサーを配置する像面位相差AFを採用し、レンズ一体型デジカメでありながら最速0.06秒という高速なAFを実現している。主な仕様はXQ1を踏襲しているが、「フィルムシミュレーション」機能では従来の「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」などに新たに「CLASSIC CHROME」が加わった。

X-Trans CMOS IIセンサーは光学ローパスフィルターレス仕様のセンサーでありながら、カラーフィルターの不規則な配列によりモアレや偽色の発生が抑えられているのが特徴だ。レンズは広角側でF1.8のフジノンレンズで、XQ2のX-Trans CMOS IIセンサーに最適化されている。焦点距離25-100mm(35mm判換算時)と、光学ズームは4倍。

主な仕様は、撮像素子が有効画素数1,200万画素・2/3型X-Trans CMOS II センサーで、レンズが焦点距離25~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4倍ズーム、開放F値がF1.8(広角端)~F4.9(望遠端)、画像処理エンジンが「EXRプロセッサーII」、対応感度が常用でISO100~ISO12800となっている。背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式。

記録メディアは内蔵メモリ(約66MB)のほかSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画の記録形式がMOV(H.264)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p。

本体サイズはW100×D33.3×H58.5mm、重量は本体のみで187g、バッテリーとSDカードを含む重量は約206gとなっている。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブラック/シルバーの3パターン。

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