ティアックは、楽曲制作から本格的な録音まで対応できる、24bit/96kHz対応リニアPCMレコーダー「DR-40」に新たな機能を追加した「DR-40 VERSION2」を発表した。発売時期は1月下旬。価格はオープン。全国の楽器店等を通じて販売される。

「DR-40 VERSION2」は手のひらサイズのコンパクトなボディーに、臨場感溢れる高音質・高解像度録音を実現したリニアPCMレコーダー

同製品は、2011年に発売されたリニアPCMレコーダー「DR-40」に新機能を追加し、よりさまざまな録音対象をカバーできるようにしたもの。近年需要の増えている、デジタル一眼レフカメラ、ビデオカメラ撮影時の音声録音用に、動画撮影向けの機能としてオートトーン機能が搭載されている。また、同社が2014年10月に発売したリニアPCMレコーダー「DR-22WL/DR-44WL」と同様の自動化機能を搭載。さらに、マーク位置で自動分割するオートディバイド機能、指定時間ごとにファイル更新するタイムトラックインクリメント機能が追加されている。

録りたい音源にあわせてA-B方式とX-Y方式を切り替えて使用できる可動型単一指向性ステレオコンデンサーマイクを搭載。耐音圧は125dB SPL

外部コンデンサーマイクを使いたい高度な欲求にも応えるファントム電源対応のXLRインプットを本体底面に装備。+4dBuレベルのライン入力も可能

そのほか、通常の2トラックステレオ録音に加え4トラックモードを搭載しており、録音時のバックアップとして低いレベルの録音が同時に行えるデュアルレコーディング、非破壊オーバーダビング、内蔵マイクと外部入力の同時録音などさまざまな活用が可能となっている。また、入力音のピークを検出し最適な録音レベルを自動的に設定するピークリダクション機能、音程をそのままに再生速度を可変するVSA機能、楽器録音に便利なリバーブなどの機能を搭載し、クイックメニューによる直感的な操作を実現しているとのこと。 なお、駆動時間は、単3形電池3本を内蔵することにより20時間以上の長時間駆動を実現。また、オプションの「BP-6AA」を使用することによりさらなる長時間駆動も可能ということだ。

なお、旧バージョンの「DR-40」に関しては、製品ページで無償公開が予定されている、ファームウェアV2.00へアップデートすることで、同様の機能を利用することができるようになるとのこと。