キッコーマン食品は13日、デルモンテブランドのトマトケチャップおよびトマト加工品の一部商品を、2015年4月1日から約4~10%値上げすると発表した。値上げは1990年7月以来、約25年ぶりとなる。

値上げ対象は、デルモンテブランドの家庭用トマトケチャップなど10品目、業務用トマトケチャップなど26品目の計36品目。希望小売価格で約4~10%値上げする。

トマトケチャップなどの主原料であるトマトペーストの価格の上昇を受けて実施する。同社は、製造コスト削減や物流合理化といった企業努力によりコストアップを吸収してきたものの、トマトペーストの価格は今後も高騰が続くと予想され、自社でのコスト削減だけでは吸収できないと判断し、今回の値上げを決定したと説明している。