「壁ドンに 憧れ今は オフィスのドン」が大賞に(イラスト/進藤やす子)

サンケイリビング新聞社が発行する情報紙「シティリビング」は1月7日、第18回「シティOL川柳大賞」受賞作品を発表した。1997年から続くオフィスで働く女性のための川柳大賞で、2014年は全国のシティ読者から応募された3956句から13句が選ばれた。

大賞は「壁ドンに 憧れ今は オフィスのドン」(トントン/東京エリア/27歳)。「CMでもよく目にする壁ドン。そんなキュンとする恋愛に憧れるも、彼氏はできず社会人6年目。今では女性社員で自分が一番の先輩です。早く王子様に出会いたい!」と作者。

入賞作品(一部抜粋)は、「お局を 飛び出しとうとう レジェンドに」「ありのまま さらけ出したら 彼引いた」「結婚を ダメよダメダメ 言う彼氏」「ホロ酔いの 帰りによろけ ひとり壁ドン」「持ってるの 地位も名誉も マンションも」「目標は むかし寿 いま定年」「無駄遣い 言い方変えれば 自己投資」。

同社は、「『壁ドン』『ありのまま』『レジェンド』など時代を現すキーワードとともに、職場の人間関係・恋愛や結婚・将来への不安など、今の働くOLの気持ちを掛け合わせて詠んだ川柳が象徴的」としている。発表は、シティリビング東京(2015年1月9日付、巻頭特集)ほか全国のシティ紙面、Webで行われる。