JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州・JR北海道は5日、年末年始期間(12月26日から1月4日までの10日間)の利用状況について発表した。

現在は長野新幹線「あさま」で活躍するE7系

この年末年始は日本海側を中心に大雪の影響を受け、一部列車に遅延・運休などが生じた。それでも前年を上回る利用状況となり、新幹線・在来線合計の利用者数はJR東日本435万1,000人(前年比101%)、JR東海386万8,000人(前年比104%)、JR西日本276万8,000人(前年比101%)、JR九州約78万人(前年比104%)。JR北海道も、本州方面は寝台列車の運休などの影響で輸送実績が落ち込んだものの、その他の主要線区で前年を上回り、主要4線区合計の輸送実績は33万5,500人(前年比101%)となった。

東海道・山陽新幹線「のぞみ」の利用者数は、東海道新幹線区間(小田原~静岡間)で252万8,000人、山陽新幹線区間(新大阪~西明石間)で136万5,000人。また、上越新幹線が前年比105%(大宮~高崎間115万3,000人、前年より約6万人増)、長野新幹線が前年比110%(高崎~軽井沢間35万3,000人、前年より3万3,000人増)と高い伸びを示した。行楽地最寄り駅の長野駅・軽井沢駅・ガーラ湯沢駅も、降車人員は前年比110%前後だったという。

JR東日本管内における近距離きっぷの発売枚数は、年末年始の10日間で計5,259万枚(前年比102%)。駅ごとの降車人員では、川崎大師への初詣に便利な川崎駅が33万7,000人(前年比101%)、明治神宮に近い原宿駅・代々木駅が31万2,000人(前年比97%)だった。JR東海は名古屋近郊(東海道本線・中央本線・関西本線)の利用人員に関して、年末年始期間337万1,000人(前年比106%)、正月三が日80万9,000人(前年比101%)と発表している。

JR西日本によれば、京阪神地区における近距離券の利用者数は1日あたり112万9,000人(前年比102%)だったという。駅ごとの利用者数で高い伸びを示したのはユニバーサルシティ駅で、前年比122%(1日あたりの利用者数3万人)を記録。その他、大阪駅・京都駅・三ノ宮駅などの主要駅も、前年を上回る利用状況となった。