自転車の安全利用促進委員会は、子どもを持つ30代~40代の主婦を対象に「子どもの自転車に関する意識調査」を実施した。調査は10月10日~11日にかけて実施し、516人から有効回答を得た。

子どもに自転車を初めて買い与えた時期と、2台目の自転車を買い与えた時期はいつですか?

重視点1位は「子どもの体型にあっているか」

子どもに自転車を初めて買い与えた時期と2台目の自転車を買い与えた時期について尋ねたところ、1台目購入のタイミングは「幼稚園・保育園の入園時」(70.5%)が最も多かった。そのうちの46.9%が小学校入学のタイミングで2台目に買い替えている。

これまで、子どもの自転車を購入した際に重視した点について聞くと、最も多い回答は「子どもの体型にあっているか」(72.5%)、次いで「子どもが乗りやすい自転車であるか」(69.0%)だった。「安全性」(50.4%)と回答した人は、「価格」(62.6%)、「デザイン」(61.6%)よりも少なく、自転車自体の安全性に関してはまだ意識されていないようだ。

今まであなたが子ども用の自転車を購入した際に重視した点は何ですか?

心配な点は「事故の被害者になること」

子どもが自転車を利用する際に心配なことは何か尋ねたところ、1位は「事故の被害者になる」(85.9%)、2位は「交通量が多い道路での運転」(84.3%) という結果になった。

あなたはお子さんが自転車を利用する際に心配なことは何ですか?

また、3位には「加害者になること」(79.8%)があがっており、被害者になることを心配するのと同様、自身の子どもが加害者になってしまうことを心配している回答も多い。そうした意識が影響してか、「子どもは自転車保険に加入していますか?」という問いに対しては、45.2%と約半数が「加入している」と回答した。

6割が購入後の定期点検は行っていない

子どもに買い与えた自転車をサイクルショップで定期点検する頻度を聞くと、「定期点検はおこなっていない」(63.6%)という回答が最も多かった。購入時に自転車の子どもにあったフィット感・操縦性を求める保護者が多いが、大半は購入後の自転車のメンテナンスには、関心を持っていないことが明らかとなった。

自転車をサイクルショップで定期点検する頻度