11月28日より公演される舞台『ブエノスアイレス午前零時』の公開フォトコールが27日、東京・初台の新国立劇場で行われ、V6の森田剛、瀧本美織、演出を手掛ける映画監督の行定勲が登場した。

舞台『ブエノスアイレス午前零時』の公開フォトコールに登場した行定勲(左)と瀧本美織

同舞台の原作は、第119 回(1998年)芥川賞を受賞した藤沢周のベストセラー小説『ブエノスアイレス午前零時』。映画『GO』や『世界の中心で、愛をさけぶ』など数々の話題作を世に贈り出している行定勲が長年温めた企画で、第53回岸和田國士戯曲賞受賞の人気若手劇作家・蓬莱竜太が脚本を手掛ける。

公演初日を翌日に控えたこの日は、報道陣向けのフォトコールを実施し、その後に囲み会見。主演の森田は「大変だったのはアルゼンチンタンゴ。行定さんからは稽古の時に『気持ちで動いてくれ』と言われ、素直に思うままにできているとは思います。タンゴは男性がリードする踊りなので大変ですね」と振り返り、舞台初挑戦となる瀧本は「森田さんを見て学ばせてもらっていますよ。森田さんは普段も演じている時も優しさがにじみ出ていて、見ているだけで泣けてくるような愛と優しさを感じます!」とコメント。さらに同舞台で披露するセクシーなシーンについて「世の女性たちが持っている感情だったり誰かしら眠っている女性ならではの気持ちの色気を内面から出せるように演じました」と語れば、森田は「可愛らしいミツコと艶っぽいミツコの両方見られるので、お得だと思います!肝が座っているというか、堂々としていてすごいと思いますね。言葉はないですけど、踊っていると通じるというか、不思議に感じます」と好印象の様子だった。

森田と言えば、大晦日に行われる『第65回NHK紅白歌合戦』でV6として初出場することが前日発表されたばかり。報道陣から「おめでごうございます」と祝福されると「ありがとうございます」と笑顔を見せながら「来年20周年なので、いい感じになればと思います。リハーサル? 多分出ます! メンバーとはハイタッチして喜び合いましたよ」と話していた。

パルコ・プロデュース公演『ブエノスアイレス午前零時』は、11月28日~12月21日(12月3・10・17日は休演)に東京・初台 新国立劇場・中劇場、12月25~29日に大阪・シアターBRAVA!でそれぞれ公演される。