GMOインターネットはこのたび、連結子会社であるGMOクリックホールディングス(以下GMOクリックHD)及び連結孫会社であるFXプライムbyGMOはインターネット証券事業のグループ内再編を決議したと発表した。

同グループ内再編は、GMOクリックホールディングスを完全親会社、FXプライムbyGMOを完全子会社とする株式交換方式。同株式交換は、12月のGMOクリックHD臨時株主総会での承認及び12月24日開催予定のFXプライムbyGMO臨時株主総会での承認を受けた上で、2015年4月1日を効力発生日として行われる予定だという。

同株式交換の効力発生日である2015年4月1日には、FXプライムbyGMOの株主に対して、GMOクリックHDの普通株式が交付される予定。同日、GMOクリックHDはJASDAQ市場への上場を予定している。つまり、同株式交換の効力発生日以後、投資者はGMOクリックHD株式をJASDAQ市場で売買することが可能となるとしている。

なお、FXプライムbyGMOの普通株式は、JASDAQ市場において、2015年3月27日付で上場廃止(最終売買日は2015年3月26日)となる予定。しかしながら、前段のとおり、FXプライムbyGMOの株主に対しては、GMOクリックHDの株式が交付されるため、引き続き株式の流動性を提供できるものと考えているという。

GMOインターネットを中核とするGMOインターネットグループは「インターネットインフラ事業」、「インターネット広告・メディア事業」、「インターネット証券事業」、そして「モバイルエンターテイメント事業」を展開する総合インターネットグループ。このたび、再編を行う「インターネット証券事業」では、同社の連結子会社であり金融持株会社であるGMOクリックHD及びその子会社(同社の連結孫会社)であるGMOクリック証券を中核として、国内外において個人投資家向け金融サービス事業を行なっている。

GMOクリックHDはインターネット証券事業多角化の推進・コーポレートガバナンスの機能強化を目的として2012年1月に設立された。2012年9月にはネットを通じた個人投資家向け外国為替保証金取引事業に強みを持つ、FXプライムbyGMOを公開買い付けにより連結子会社化した。このたび、グループ内再編により、GMOクリックHDが保有する人材、システム開発・運用ノウハウ、効率的なオペレーションなどの経営資源をFXプライムbyGMOの事業経営に最大限に活用し、価格競争力・集客力を強化することで、外部環境の変化への適応能力を高めていくことが企業価値向上のために必要であると考え、同株式交換を実施することとした。