「やまねこ博覧会」を開催

京都市動物園は10月18日・19日、「やまねこ博覧会」を開催する。

絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコを理解するための博覧会

同イベントは、絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコの現状や、その保全に関する取組をより深く知ってもらうため、対馬市およびNPO(特定非営利活動)法人「どうぶつたちの病院」、同「ツシマヤマネコを守る会」の協力のもと開催される。

期間中、「どうぶつたちの病院」および「ツシマヤマネコを守る会」 による、ツシマヤマネコの保全に関するブース出展を実施。実施日時は、10月18日・19日 9時30分~15時。実施場所は、「アフリカの草原」。

同園で飼育展示をするツシマヤマネコの「ミヤコ」

スタンプラリー「見てみて・動いて・考えよう!ツシヤマヤネコの未来のこと」では、 クイズの答えとなるスタンプを、配布するエコバッグに押していく。スタンプラリー終了後、エコバッグは持ち帰りできる。定員は先着150名。エコバッグ配布は、10月18日・19日 9時30分より。なくなり次第、配布を終了する。実施場所は、アフリカの草原「どうぶつたちの病院」ブース。

過去の「やまねこ博覧会」開催の様子

「やまねこコンサート」は、飼育員がツシマヤマネコやネコにまつわる曲を演奏。また曲の合間には、ツシマヤマネコに関するガイドを行う。実施日時は10月18日・19日、両日とも11時~11時30分。実施場所は、東エントランス。

10月18日13時30分~15時には、「やまねこ人形を作ろう」を実施。和紙工芸の紙塑(しそ)人形の作り方でツシマヤマネコを作製する。時間の都合上、顔と耳の部分以外は事前に作製してある。完成後の人形は、持ち帰り可能。定員は、先着10組(対象年齢:小学5年生以上)。場所は、東エントランス 多目的会議室。アフリカの草原「ツシマヤマネコを守る会」ブースにて、 当日の正午から受付を開始。人形1体につき、材料費として1,000円が必要となる。

「やまねこ人形を作ろう」では「紙塑人形」を作製

10月19日 14時~15時40分には、「やまねこ講演会」を開催。講演内容は、「京都市動物園でのツシマヤマネコの繁殖活動について」(長尾充徳 京都市動物園種の保存展示課 飼育展示・動物管理係長)、「ツシマヤマネコの繁殖生理について」(楠比呂志 神戸大学大学院農学研究科 准教授)、「ツシマヤマネコにおける保護から野生復帰までの取組」(笹沼萌 NPO法人どうぶつたちの病院)、「愛して、やまねこ(ツシマヤマネコ保護活動の現状)」(羽根佳雄 NPO法人ツシマヤマネコを守る会理事)となる。定員は先着40名。東エントランス イーストギャラリーにて、当日の13時から受付を開始する。

開催日時は、10月18日・19日 9時30分~15時(雨天決行)。参加費は、「やまねこ人形を作ろう」以外は無料(動物園入園料は別途必要)。場所は、京都市動物園(京都府京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内)。

また開催期間中、キッズプロモーション(園内のカフェ運営事業者)が、対馬産の食品を使用した軽食や飲み物などを販売する「やまねこカフェ」をオープンする。