本田技研工業は12日、さいたま市と共同で、超小型EV「MC-β(エム シー ベータ)」によるワンウェイ型カーシェアリング社会実験を、10月1日から11月30日の期間に実施すると発表した。

超小型EV「MC-β」

「超小型EVにサクサク乗ってみませんか?」

同社とさいたま市で構成する「さいたま市小型電動モビリティ利活用推進協議会」は、大宮駅周辺に34カ所のカーステーションを設置し、合計9台のMC-βを使って、さいたま市民・市内企業従事者ならびに同市への来訪者の登録会員を対象に、目的地のカーステーションで乗り捨て可能なワンウェイ型カーシェアリング「超小型EVにサクサク乗ってみませんか?」を実施する。

カーステーションの1つである、さいたま市営桜木駐車場(さいたま市大宮区)に運営事務所が設置され、9月30日には開所セレモニーも行われる。この社会実験によって、移動距離の少ない都市部における小型電動モビリティの活用方法やニーズのさらなる探索を行っていくとのこと。

同社は今回、新たな取り組みとして、MC-βを使ったカーシェアリングの社会実験を開始することにより、都市部でのCO2低減や渋滞解消といった課題に対する、小型電動モビリティによる新交通システムの検証をさいたま市とともに進めていくとしている。