日本旅行はこのほど、ミャンマーへ譲渡されたキハ181系気動車に乗車する5泊6日のツアー「海を渡って活躍する日本の名車たちを尋ねる旅」を発売した。

JR西日本で活躍した当時のキハ181系(キハ181-49)。「ありがとう181系ファイナル」ツアーでの光景

ミャンマーで活躍する現在のキハ181-49

ミャンマーは長年にわたって軍政が続いたこともあり、鉄道写真の撮影も国家の許可が必要。今回は日本旅行のツアーとして初めて車両や鉄道関連施設の撮影許可を取得。さらにミャンマー国鉄の協力を得たことにより、キハ181系をはじめ、日本からミャンマーへ渡った車両や鉄道関連施設などを見学するツアーが実現した。同ツアーでは、キハ181系を使用する列車「Kyaik Hto Special Express」に乗車できる。

出発日は10月23日・11月6日・11月27日。成田空港発着で、旅行代金は11月27日出発分が23万5,000円、10月23日・11月6日出発分が25万5,000円。インターネットによる販売のみで、申込みは「海を渡って活躍する日本の名車たちを尋ねる旅」専用ページにて行う。

キハ181系気動車は1968年にデビュー。勾配や急カーブが連続する山岳路線向けにハイパワーの新型エンジンを搭載した車両で、40年以上にわたって日本全国で活躍した。日本旅行が2011年12月に京都~米子間で実施した「ありがとう181系ファイナル」ツアーが国内最後の運行となり、その後ミャンマーへ譲渡された。