河合楽器製作所は26日、デザイン変更やバリエーションを増やしたカワイ防音ルーム「ナサール」を新たに発売する。

「ナサール」ユニット・カスタムタイプ(オプション・テラスサッシ付)

10年ぶりにデザインを刷新

同商品は、音響性能と居住性の両立を図った空間として、楽器用防音室にとどまらず書斎やAVルームとし利用されている。また、特注対応として、スタジオ、聴力検査室、製品検査室などの用途にも使われているという。


このほど発売する「ユニットタイプ」では、従来デザインを10年ぶりに見直し、最近のインテリアにも合わせやすい外観に仕上げた。また、「オーダータイプ」では、昨年発売の新型防音ドアの標準仕様化や、オプション選択肢のバリエーションを増加した。

壁掛け式吸音パネルの形状をスリム化。従来品と比較し、室内での圧迫感が緩和されるとともに、レイアウトの自由度も向上した。また、パネルの長さを縦方向に延長したことにより、床付近での音響特性が改善。琴のような低い位置で利用される楽器でも心地よい音の響きで演奏することができるという。


「ユニット・ライトタイプ」は、遮音性能が2タイプ。大きさが0.8畳から4.3畳の全9種類で、高さは2種類。価格は45万円(税別・以下同)から160万円。「ユニット・スタンダードタイプ」は、遮音性能が3タイプ。大きさが2畳から4.9畳の全8種類で、高さは2種類。価格は88万円から227万円。「ユニット・カスタムタイプ」は、遮音性能が3タイプ。2畳から10畳を11cm刻みで対応し、高さは3種類。価格は88万円から304万円となる。価格には組立費と運送費が含まれていない。