マイクロソフトは4日、7月9日に公開するセキュリティアップデートの事前情報を公開した。深刻度が「緊急」2件、「重要」3件、「警告」1件の計6件のセキュリティ情報が公開されている。9日に「7月のセキュリティ情報」として置き換わる予定。

「緊急」の2件は、Windows OSやInternet Explorer(IE)に影響し、リモートでコードが実行される恐れのある脆弱性に対処する。具体的にはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1(RT含む)、Windows Server 2008(R2含む) / 2012(R2含む)および各OSのIEに影響し、Windows Serverなど一部OSでは深刻度「警告」として扱われる。

「重要」の3件はいずれもWindows OSに影響し、特権昇格の恐れがある脆弱性に対処する。深刻度が重要より1段階低い「警告」の1件は、Windows Server用のMicrosoft Server Busに対するもので、サービス拒否の恐れがある脆弱性に対処する。

2014年7月のセキュリティ情報 事前通知の概要