マイナビはこのほど、大学・短期大学の就職支援に携わる部署を対象とした「2014年度キャリア・就職支援への取り組み調査」の結果を発表した。同調査は4月11日から5月29日の期間、全国の大学・短大の就職担当部署を対象に実施。国公立125キャンパス、私立381キャンパスの計506キャンパスより回答を得た。なお同調査は2010年度より実施しているもので、今回が5回目となる。

採用時期の後ろ倒しによる影響は?

「学内の企業説明会の数」を「増やした」キャンパスは20.8%で、前年に引き続き増加している。企業説明会の開始時期は、国公立大学では76.0%が「12月」であるのに対し、私立大学は「12月」が47.7%、「2月」が24.0%という結果になった。

「保護者向けガイダンスの実施」については、56.1%の大学が実施。大学別でみると、国公立は30.6%、私立は63.8%が実施している。

さらに、「採用広報活動開始時期の後ろ倒しによる影響予測」については、「学生にマイナスの影響を及ぼす」と考えるキャンパスが多い。

具体的には「自己分析が不十分になる」(30.5%)、「業界・職種・企業研究が不十分になる」(39.5%)などが上げられた。また、「就職せずに卒業する学生が増える」(48.4%)、「就職留年する学生が増える」(30.8%)という声も聞かれた。

結果の詳細は、同社Webサイトより確認できる。