光岡自動車は25日、都内にて新型ミディアムクラスセダン「Ryugi」(リューギ)のプレス発表会を開催した。同社初となるハイブリッドモデルも登場し、27日から販売開始される。

光岡自動車の新型ミディアムクラスセダン「Ryugi」(リューギ)

コンパクトセダン「ビュート」とフルサイズセダン「ガリュー」の中間に位置するミディアムクラスセダンとして誕生した「リューギ」は、同社のアイデンティティといえる縦型ラジエターグリルや丸型ヘッドランプをはじめ、クラシカルで高級感にあふれた個性的な顔立ちが特徴。グリル上面のエンブレムの素材に、伝統工芸のひとつ「七宝焼き」を採用するなど、ディテールにもこだわったという。

車名の「リューギ」は、クラシカルな造形美と職人たちによる技術の練磨が生み出す光岡自動車ならではの「流儀」を表すべく、名づけられたという。同社のクルマづくりはすべて手作業で、「リューギ」も1台が完成するまでに約30日を要する。「大量生産車では考えられないほど非効率的で手間がかかりますが、これこそが私たちが作りたいクルマです」と同社。なお、ベース車はトヨタ「カローラ アクシオ」で、ハイブリッド車のハイブリッドシステムもベース車に準じるとのこと。

新型ミディアムクラスセダン「Ryugi」(リューギ)は全長4,510mm、全幅1,695mm、全高1,460mm。排気量は全グレードで1,500ccとなる。ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、ブラックマイカ、ブラッキッシュレッドマイカを用意。車両本体価格は2WDのガソリン車が221万4,000~292万8,960円、ハイブリッド車が309万4,200~311万400円、4WDのガソリン車が254万8,800~304万5,600円(すべて税込)となっている。