AKB48の卒業を来月に控える大島優子が5日、大阪・インテックス大阪でソロイベント「大島優子感謝祭」を開催した。

涙ながらに心境を語った大島優子

大島の卒業セレモニーは3月30日、国立競技場で行われる予定だったが、荒天で中止となり、6月8日に振替公演が行われることになった。この日もあいにくの雨に見舞われたが、会場には抽選で選ばれた3,000人のファンが集結。大島が「私1人でこの会場を貸し切ってしまっていいのかな? と思いつつも、とてもうれしく思っています」とあいさつすると、会場からは拍手と大歓声が起こった。

また、中止となった卒業セレモニーを「国立競技場も雨と嵐で中止になってしまったけど、でもここに『AKB48 の大島優子』としてみなさんに感謝の気持ちが伝えられるので、あの日卒業セレモニーをしてしまっていたら、一区切りついてしまって、その気持ちがどうなっていたかわからないと思うと、結果的に良かったのかな、とポジティブに考えています」と振り返り、ファンが用意した卒業を祝う横断幕を見て「うれしいです。色んなところから"頑張れよ"ってお尻叩かれてるみたい」と喜んだ。

そして、「もうなかなか歌う機会も少ないと思います」と寂しさをのぞかせ、「泣きながら微笑んで」を披露。「ヘビーローテーション」をはじめ、「あなたがいてくれたから」「To be continued.」「前しか向かねえ」の全5曲を熱唱した。大島は「応援をしていただけているというのを直で感じられるのがAKB48です。もう直接声が届かなくなるのかなと思うと、自分の未来も不安になるんですが…」と涙で声を詰まらせ、「頑張るよ。自分で決めたことだから」と決意表明。「これからも背中を押してください。みなさんの力で…6月8日は晴れさせましょう!」と呼びかけた。

同ホールの周囲には、「大島優子ミュージアム」が用意され、2006年から2014年までの8年間の軌跡を振り返る124着の衣装、私物、年表、写真パネル、生写真、レコード大賞の盾などを展示。大島は、AKB48グループ総支配人の茅野しのぶ氏と思い出話を交えながら見学し、「衣装展示をしていただけるなんて、すごい人だけだと思っていましたが、今まで頑張ってきたご褒美だよと言っていただけたので、本当にうれしく思います」と語っていた。

(C)AKS