俳優･阿部寛と女優･上戸彩が1日、台湾を訪問し、台北市内で行われた映画『テルマエ･ロマエII』(公開中)の初日プレミアイベントに出席した。

映画『テルマエ･ロマエII』の台湾初日プレミアイベントに出席した阿部寛(左)と上戸彩

前作は、2012年8月31日に台湾の22館で公開され、週末の興行収入ランキングで2週連続1位を記録するヒット。そのことを受けて、本作は今月1日から42館公開と上映規模を拡大した。阿部と上戸は公開日に合わせて訪台し、イベントの前には台湾北部の温泉地である北投温泉を訪れ、台湾最古の公衆浴場と言われる「瀧乃湯」や北投温泉の源泉･地熱谷を見学した。

そして、初日プレミアイベントでは、台湾最大のイベント会場「VieShow信義」に敷かれた50mのレッドカーペットに登場。雨にも関わらず集まった2,000人のファンと120社のマスコミに迎えられた。阿部は『結婚できない男』『HERO』などのドラマ、上戸は映画『あずみ』などがきっかけでそれぞれ「寛叔(クゥアンスー)」「彩妹(ツァイメイ)」の愛称で親しまれる存在。2人が中国語タイトル「羅馬浴場II」の看板前に立つと、場内のボルテージは最高潮に達した。

台湾に来るのは3回目という阿部は、「前回は12～13年前に映画の撮影で来ました。今回はこうやって皆さんに歓迎してもらえたことがうれしいです」と語り、「雨の中、多くの方が集まってくださり、台湾の方が笑顔で迎えてくださって、すごくうれしかったです。台湾のお客さまのあたたかさに感動しました」とあいさつ。一方、初の台湾となった上戸は、「日本でも台湾式マッサージが大好きでよく行きますが、本場のマッサージを体験して今日は体が軽くて幸せです」と満喫した様子で、「日本でもこんな声援を受けることがなかなかないので、すごくうれしかったです。落ち込んだ時は今日を思い出して頑張りたいと思います」と感動を伝えた。

台湾では、「遇水即発(水にあたるとよいことがある)」ということわざがあることから、制作サイドは今回の大雨を"恵みの雨"として、縁起が良い事と受け止めているという。本作は日本では4月26日に公開を迎え、4月30日までの公開5日間で興行収入10億円を突破した。

(C)2014「テルマエ･ロマエII」製作委員会