富山県氷見市で未婚の女性が和服で市内を巡行し、幸せな結婚を祈る「まるまげ祭り」が開催される。開催日時は4月17日、13時30分から巡行開始。

「まるまげ」は江戸時代における人妻の象徴

独身女性が和服で市内を巡行

同祭りは、千手寺の観音大祭における「かんのんさま巡行」の関連行事。山伏がホラ貝を吹き鳴らす中、花笠童子、次いで先導総代、太鼓台、稚児、法中、千手観音を載せた神輿、氏子総代、楽人、まるまげ嬢の順番で市内中心部を約1時間半かけて練り歩く。

幸せを願い、祈りをささげる

祭りの由来は江戸時代にさかのぼる。氷見の芸者たちが年に一度の休日に幸せな結婚を願い、既婚女性を象徴する「まるまげ」を結い、氷見市内の千手寺の観音様に願かけをしたのがはじまり。その後、芸者も少なくなり、現在では高校生を除く18歳以上の未婚女性を一般公募している。