47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM(ディ ヨンナナ ミュージアム)」は6月15日まで、「文化誌が街の意識を変える展」を開催している。

「文化誌が街の意識を変える展」を開催

"47の日本"から集めた「文化誌」を展示

同展は、日本各地で発行されている「文化誌」をテーマにした企画展。日本全国のローカル誌のなかから、その土地の個性を外に向け、広く、真剣に発信しているものを「文化誌」と呼び、47都道府県からそれぞれ1冊ずつ選びだし、展示する。

「文化誌」選定の基準は、(1)その土地らしさを感じる、(2)その土地の魅力を外に向けて発信している、(3)個人的ではなく、地域の向上を目的としている、(4)メディアとしての発行部数がある、(5)その土地の人がやっている、(6)デザインの工夫がある、となる。有料無料は問わず、休刊、廃刊をしている場合でも良いものは紹介する。

高知県の「とさのかぜ」のように自治体が発行する冊子から、岐阜県の企業「飛騨産業」が発行する「飛騨」のような企業広報誌まで、その土地の人による、その土地の真剣な思いを発信する情報誌を47の展示台で紹介する。

また、各冊子の内容や特色を紹介するのみならず、「文化誌とはなにか」「なぜ文化誌を発行するのか」といった制作の背景にフォーカス。展示と連動したトークイベントを積極的に開催し、各冊子の編集部とともに文化誌を切り口に様々な議論を展開しながら、各地域が抱える課題や未来への展望を浮き彫りにし、日本のこれからを参加者とともに考えていくという。

開催日時は、3月27日~6月15日 11時~20時(入場は19時30まで)。会期中は無休。会場は、d47 MUSEUM(東京都渋谷区渋谷2-21- 1 渋谷ヒカリエ8階)。料金は500円。その他、詳細は同館Webページを参照のこと。