ヤマハ発動機は24日、欧州向けスポーツモデル「MT-09」が世界的なデザイン賞「Red Dotアワード : プロダクトデザイン2014」を受賞したと発表した。同車は、4月10日から日本国内でも発売する予定。

「MT-09」(2014年欧州向けモデル)

「Red Dotアワード」は、ドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」主催による格式の高い世界的なデザイン賞で、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門を選定。2014年度は、世界53カ国・約1,800の企業やデザイナーから合計4,815点の応募があり、その中でMT-09は「プロダクトデザイン」部門で同賞を受賞した。

MT-09は、2013年9月から欧州を中心に販売しているスポーツモデルで、「ライダーのスロットル操作に対し、リニアなトルクを創出すること」を求める「クロスプレーンコンセプト」に基づいて開発した新設計エンジンを搭載。日常の速度域で乗り手の意思とシンクロする「意のままに操れる走りの悦び」を提唱したモデル。

デザインは、マスフォワードシルエットによる自由に操れる軽快感、どんな方向にも動きやすい「塊」を連想させるマス集中感など、ネイキッドとスーパーモタードをハイブリッドさせた「異種混合」が特徴とのこと。