高橋大輔選手のファンからすれば、残念な発表だろう

日本スケート連盟は4日、高橋大輔選手が26日よりさいたまスーパーアリーナ(埼玉県・さいたま市)で開催される「世界フィギュアスケート選手権大会2014」を欠場すると発表した。右けい骨関節軟骨損傷による慢性膝関節炎が原因としており、代わりに補欠選手としてエントリーしている小塚崇彦選手が出場する。

高橋選手は慢性膝関節炎により、「今後5~6週間の安静加療を必要とする」(同連盟)状態だという。

高橋選手は連盟を通じて「自国開催の世界選手権、選ばれたからには無理をしてでも、と悩みましたが、安静加療が必要なこと、今後も自分の膝とは長い付き合いをしていかなくてはいけないことから、大変残念ですが、欠場という結論に至りました」とコメント。

さらに「ご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいですが、 一日でも早く皆様の前でスケートができるよう、日々の体の変化に対応しながら、 治療に専念したいと思います」と続け、一日も早い競技再開を目指すことを明らかにしている(すべて原文)。

同選手権には、ソチ五輪に参加したメンバーが出場することになっており、男子では羽生結弦選手、女子では浅田真央選手らが出場予定。高橋選手はソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルで6位入賞を果たすなど、長きにわたって男子フィギュアスケート界をけん引。27歳というフィギュアスケート界では決して若くない年齢などもあり、同選手権後の去就が注目されていた。