オートデスクは4日、クラウドベースの3Dキャラクター作成ソフト「Autodesk Character Generator」を無償にて提供開始した。

「Autodesk Character Generator」操作画面

「Autodesk Character Generator」は、ひな形で用意されたキャラクターに特徴や装飾を加えていくことで、手軽に自分好みの3Dキャラクターを作成できるソフト。「Project Pinocchio」として同社が試験的に公開していたもので、男性、女性、架空のキャラクターなど、すでに数千体のモデルがライブラリ内に用意されているという。

各モデルに対しては、身体、顔、肌の色、髪型、服装などの特徴を直感的な操作で加えていくことができ、スライド操作でふたつの特徴のブレンドを変えていくことも可能。完成したキャラクターはクラウド上に保管することができるほか、同社の「Autodesk Maya」や「Autodesk Maya LT」「Autodesk 3ds Max」にインポートして編集・アニメーション作成をしたり、「Unity」などのゲームエンジンに取り込んで利用することもできるという。

なお、本ソフトは無償で利用できるが、ひな形キャラクターのダウンロードには同社の有料ポイント「クラウド クレジット」が5クレジット分必要となる。このクラウドクレジットは100クレジット単位で購入可能で、100クレジットの希望小売価格は1万5,000円(税別)。ただし、学生および教育機関には全て無償提供されるとのこと。ソフトの利用および詳細は特設サイトから。

2つの顔の特徴をブレンドした例(左)と、服の選択画面(右)