ジャックスは1日、Visaが全世界で展開する非接触型IC決済サービス「Visa payWave(Visa ペイウェーブ)」を搭載する新しい『ジャックス Visa payWaveカード』の提供開始を視野に、実証実験を開始した。

『ジャックス Visa payWaveカード』は、接触型クレジット決済および非接触型クレジット決済の両方に対応したデュアルインターフェースカードを採用しているという。

Visaの非接触IC決済サービスVisa payWaveは、国際標準規格ISO/IEC1443「TypeA/B」に準拠していて、2013年1月現在、日本を含む世界41ヵ国で利用できるという。スピーディーに支払いができるだけでなく、接触ICカードと同等のセキュリティレベルでの取引が可能としている。

ジャックスは、2006年11月にMasterCard PayPassをパイロットリリースし、2011年9月よりNFC対応携帯電話(フィーチャーフォン)、2013年10月よりNFCスマートフォンによる実証実験を実施している。

今後は、実証実験を通じて抽出した課題を解決するとともに、早期の実用化に向けた取り組みを進めていくとしている。

同実証実験は、日本国内での発行と加盟店での利用の検証、アメリカ・アジア・ヨーロッパの世界各地の加盟店でのVisa payWave利用検証を行うという。

ジャックスは、今後も利便性の高いVisa payWaveの普及をグローバルな視点で推進し、エンドユーザーへの早期の提供開始に向け、積極的な取り組みを行っていくとしている。