リブ・コンサルティングは19日、自動車ユーザーを対象に実施した「カーライフにおける消費者意識10,000人調査」の結果を発表した。それによると、世帯年収が保有車種に影響を及ぼしていることがわかった。

同調査は、2013年11月にインターネット上で行われ、自動車保有者(月1回以上使用)1万1,507人から有効回答を得た。

保有車種を聞くと、「軽自動車」と答えた割合は、世帯年収200万円未満では約半数の46%、200~400万円未満では39%を占めた。以下、400~600万円未満では26%、600~800万円未満では23%、800~1,000万円未満では15%、1,000万円以上では12%と続き、年収が上がるにつれて割合は低くなっていた。

世帯年収ごとの軽自動車比率

一方、セダンの保有率を見ると、世帯年収1,000万円以上では22%と、全体の保有率11%の2倍に達した。世代別では、20代・30代が8%、40代が10%、50代が16%、60代が28%となった。

世帯年収ごとの車種タイプ

ミニバンの保有率は、世帯年収200万円未満では13%、200~400万円未満では15%とほぼ同率となったのに対し、世帯年収400~600万円未満では24%と約10%も高くなっていた。同社は「『世帯年収400万円未満』がミニバン保有の分かれ目」ともいえるとしている。

軽自動車またはコンパクトカーを購入した割合は、「8年以上前に購入」が40%、「7年以内」が46%、「5年以内」が49%、「3年以内」が50%、「2年以内」が51%、「1年以内」が55%と、小さい車に乗り換える人が年々増えていることがわかった。