85歳でこの世を去ったシャーリー・テンプル (C)BANG Media International

子役として一世を風靡したシャーリー・テンプル・ブラックが10日、カリフォルニア州ウッドサイドの自宅で老衰のため死去した。85歳だった。彼女の代理人が認めている。

シャーリーの家族は声明文で「シャーリーは家族と手伝いのスタッフにみとられました。私たちは、シャーリーの女優や大使としての類を見ない成功や貢献に対して、そしてだれからも愛される母親、祖母、曽祖母であったことに対して敬意を表します」と述べている。

シャーリーは、1935年に3歳で初めて映画に出演。6歳で受賞した「アカデミー賞」特別賞で史上最年少の受賞者となり、いまだにこの記録を保持している。『輝く瞳』(1934年)、『スタンドアップ・アンド・チアー』(1934年)、『テンプルちゃんお芽出度う』(1935年)など、43作品を超える映画に出演したチャーリーだが、成人してからの活躍は思わしくなく、1950年に映画界から引退。その後はテレビにのみ出演していた。そして、女優業を引退後、シャーリーはアメリカ特命全権大使としてガーナとチェコスロバキアに駐在した。

1945年には17歳という若さでジョン・エイガーと結婚。リンダという娘をもうけているが、4年後に離婚している。その後1950年にチャールズ・アルデン・ブラックと再婚し、息子のチャールズ・ジュニアと娘のロリをもうけた。この結婚は、2005年にチャールズが骨髄異形成症候群で亡くなるまで、54年間続いていた。

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