ソチ五輪壮行会での記者会見で、金メダル獲得への意欲を見せていた葛西紀明選手

開会式も終わり、いよいよ本格的に競技が開始されたソチオリンピック。気になる競技が満載だが、「メダル獲得の瞬間は見逃せない!」という人にとっては、やはりスキーのジャンプ観戦は欠かせないだろう。日程と見所を紹介する(本文中の時間はすべて日本時間)。

スキージャンプで注目すべき日本人選手といえば、やはり女子スキージャンプのノーマルヒルに出場する高梨沙羅選手だろう。フィギュアスケートの団体同様、今回初めて実施される女子スキージャンプのノーマルヒルだが、高梨選手は金メダルの最有力候補とされている。

ワールドカップで通算19勝を挙げており、今シーズンは13戦10勝と驚異的な強さを誇る高梨選手。マイナビニュース会員500人を対象にしたアンケートでも、金メダル獲得を願う声が多かった。ライバルとされているサラ・ヘンドリクソン選手(米国)も出場することが決定しており、「沙羅vs.サラ」での初代女王争いが繰り広げられそうだ。

スキージャンプ 女子ノーマルヒル個人 決勝1回目:12日2時30分~
スキージャンプ 女子ノーマルヒル個人 決勝2回目:12日3時20分~

男子スキージャンプでは、今回で冬季五輪史上最多の7回目の出場となる葛西紀明選手の活躍に期待したい。1月に41歳と7カ月でワールドカップ最年長優勝を果たした葛西選手だが、意外にも過去6度の五輪で獲得したメダルは1994年のリレハンメルでの銀1個のみ。今回の日本選手団の主将を務め、「まだ一番欲しいメダルがない」と、表彰台の頂上を狙う"レジェンド"の勇姿を見逃してはいけないだろう。

葛西選手はノーマルヒルとラージヒルの予選が免除されており、決勝からの出場。また、ラージヒル団体戦にも出場することが見込まれている。

スキージャンプ 男子ノーマルヒル個人決勝:10日2時30分~
スキージャンプ 男子ラージヒル個人決勝:16日2時30分~
スキージャンプ 男子ラージヒル団体:18日2時15分~