サテライトラボ 外観

芝浦工業大学は、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)賃貸住宅「原市団地」(埼玉県上尾市)において、UR団地内店舗を活用した「芝浦工業大学サテライトラボ上尾」を1月15日に開設することを発表した。

UR団地内店舗を活用した、埼玉初の大学施設

同団地は、1966年に入居が始まった住宅団地。2011年度より、団地近くに「大宮キャンパス」を有する芝浦工業大学(システム理工学部)と連携・協力し、ウォーキングマップづくりや、ウォーキングイベント、コミュニティガーデン活動などの健康まちづくりを行ってきた。

今回のサテライトラボの開設は、同大学が文部科学省「地(知)の拠点整備事業」(※)に採択されたことを受けて行う。同団地及び周辺地域居住者のコミュニティ活動の拠点として、また、学外教育研究活動の拠点として開設するもので、UR団地内店舗を活用した「大学」施設としては埼玉で初となる。

教授と学生による内装作業の様子

サテライトラボは、1月6日から環境システム学科教授・学生が内装作業、活動準備を進めてきた。1月15日には、15時から大学院プランニング演習の発表会を開催。これは、同団地とその周辺地域を対象とした、団地自治会、上尾市、URなど、地域の関係者も参加する地域連携・実践型の授業になるという。

※大学が自治体などと連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・地域貢献を進める大学を支援することで、課題解決に資する様々な人材や情報・技術が集まる、地域コミュニティの中核的存在としての大学の機能強化を図ることを目的としている。