JR九州は2月1日、門司港駅舎100年イベント「門司港駅おかげさまで100周年 ~感謝をこめて~」を開催する。現在の位置に移転開業してから100周年を記念した企画で、保存修理工事開始以降初となる駅舎見学ツアーなど、さまざまな催しを予定している。

工事に入る前の門司港駅舎(2012年9月撮影)

駅舎見学ツアーは13時30分からと15時30分からの2回実施(各1時間30分程度)。ツアーには門司港駅長による駅の歴史についての講義も含まれており、JR九州によると、「修理工事中にあらためてわかったことや、新しい発見を体験することができます」とのこと。

参加希望者は、希望の回や氏名、年齢などの必要事項を往復はがきに記入し、JR九州門司港駅駅舎内視察見学ツアー係宛に1月20日(必着)までに送る必要がある。各回定員30名のため、応募多数の場合は抽選となる。

その他、当日は100周年記念式典や、ご当地アイドルらが登場するステージイベントが行われる予定。門司港駅ホームでは8時40分から、国鉄色の485系車両(5両編成)で再現した懐かしの特急「つばめ」「はと」の出発式を行う。

100周年に先立ち、門司港駅では現在、「門司港駅へのメッセージ」を募集中。同駅での思い出や、駅舎への熱い思いを改札口前に設置しているメッセージカードに記入し、メッセージボックスに投函する。募集期間は2月28日まで。寄せられたメッセージは、工事中の同駅の壁面に2月1日から3月31日まで掲出する。

なお、門司港駅の旧貴賓室や駅長室に飾られていた歴史ある写真や九州鉄道記念館の写真などを展示する「門司港駅歴史写真展」も現在実施中だ(期間は2月28日まで)。