マイナビニュースでは、2014年の年賀状をどうするかについて読者300名にアンケートを行った。日本人の礼節として深く定着している“年賀状送付”。この慣習が今、どう考えられているのか調査した。

多いか少ないか? はがきで年賀状を出す人は5割超

まず、最初の設問は“はがきで年賀状を出すか出さないか”。「出す」という人が300人中162人で、54%という結果となった。「出さない 」予定の人は約3割。SNSが爆発的に普及し、それを活用している読者が増えていることが考えられる。また、予定発送枚数の平均は「20.7枚」だった。

「面倒だからスマホで済ます」なら、アプリを使おう!

続いて上記設問で「出さない」「まだ決めていない」人に対して、「年賀状を出す上で何がネックになりますか?」といった質問をしてみた。“年賀状を出す上でのネック”でもっとも多かった意見が「作成するのが面倒だから」で、有効回答数138件のうち79件、6割近くを占めた。そして「メールやSNSで済ます」「住所がわからないから」という回答が37件、23件と続く。おそらくメール・SNSを使う人の中には“はがきは面倒”という理由から選んだ人も多いだろう。

そして最後の質問「面倒だと思う理由」では、「宛名を書く(入力する)のが面倒」と「年賀状を作る(プリントアウトなど)のが面倒」がそれぞれ108人、106人となった。そんな面倒くさがりにぜひ注目してほしいアプリが提供されている。非常に簡単な操作ではがきの年賀状を送付できるので、SNSやメールを使う感覚で活用してみてはどうだろうか。以下、使い方を軽く紹介する。

年賀状送付までわずか4ステップ! スマホだけで簡単に送れる

そのアプリとは「はがきデザインキット 2014」。これは、日本郵便が提供する無料のアプリで、アンドロイド・iOS向けにリリースされている。最大の特徴は、年賀状の作成から投函までこのアプリだけでできることだ。とにかく操作がシンプルで、「1:テンプレートを選ぶ」→「2:画像を挿入する」→「3:テキストを書き込む」→「4:送付先を選択する」の4ステップで年賀状作成作業が完了する。なかでもうれしいのが、スマホ内の写真をカンタンに年賀状に反映できること。おそらく皆さんのスマホの中には家族や友人、ペット、旅行先の景色など、お気に入りの写真が保存されているはずだ。それを手間なく年賀状に反映できるのは何よりもありがたい。また、ほかの画像加工アプリで好みの画像に編集して、それを年賀状に貼り付けることも可能だ。

「はがきデザインキット2014」の主な手順。テンプレートを選び、画像を挿入、テキストを書き込む、送付先を選ぶだけ。メールの年賀状の文面を考えるよりもカンタンだ

テキストの入力は、ソフトウェアキーボードのほかにスタイラスペンや指によるフリーハンドでも行える

最後に宛先を選ぶが、年賀状を自宅に送ってもらい、あらためて手書きやプリンターで宛名を書き込むことができる。またアンドロイド版の場合はツイッターやミクシィといった、SNS上の友人に通知を送り、そこに住所を記入してもらうことが可能。iOS版は携帯電話番号やメールアドレスで送れる

PC版のユーザーインタフェース。スマホ版に比べて「スタンプ」や「画像のトリミング」など、複雑な操作が行える

このアプリを使えば、家から一歩も外に出ることなく、しかもスマホからパソコンに画像をコピーすることもなく、年賀状を送れる。前出の調査でも「住所 がわからないから」出さない人が上位にあがっているが、このアプリなら、携帯電話の番号やメールアドレスがわかれば、送れてしまう。年賀状送付は面倒だと考えているユーザーにとって、メールを送る感覚で年賀状を送ることができるので、まさにピッタリのアプリといえるだろう。なお、「はがきデザインキット2014」はパソコン版も用意されている。パソコンのほうが使い慣れているという人はこちらを活用するとよいだろう。