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東京都は、都内における路上生活者数を把握するために、道路・公園・河川敷・駅舎等の路上生活者の概数調査を実施した。調査実施日は8月1日から7日までの平日1日(昼間)。なお、各施設管理者の目視による確認調査にため、直接テントやダンボール等の中を確認するなどの、路上生活者に対する聴き取りは行っていないとのこと。

23区の路上生活者数は1,057人。前年同期より189人減少

調査によると、23区の路上生活者数(国管理河川除く)は、調査を開始した平成6年度以降最も少ない1,057人で、前年同期と比べると189人減少した。区別でも、「新宿区(120人/前年同期155人)」の35人減を始め、「渋谷区(120人/前年同期142人)」、「台東区(177人/前年同期196人)」、「墨田区(103人/前年同期122人)」で減少。施設別では「都管理公園」及び「道路」と「区管理公園」での減少が顕著だった。東京都では、23区と共同で取り組んできた「路上生活者対策事業」の効果が寄与していると分析している。

なお、「市町村部」では45人、「国管理河川」では775人で、東京都全体の人数は1,877人となっている。