P2P(Peer to Peer)ネットワークでインターネット通話を行う「Skype(スカイプ)」のWindows OS版が、バージョン6.9.0.106へ更新したことを確認した。以前のバージョンを利用中のユーザーには、更新をうながすメッセージが示され、ダウンロードページへのアクセスをうながしている。更新情報をアナウンスしている「Skype Blogs」は更新されず、変更箇所は不明だが、海外の各種ソフトウェアを配布している「FileHippo.com」によると、UI(ユーザーインターフェース)を高コントラストに対応させ、アクセシビリティモードの一部を改善したという。

古いバージョンを利用中の場合、更新をうながすメッセージが現れる

なお、SkypeとFacebookのアカウントをリンクしているユーザーは、Facebookの連絡先が正しく表示されていない問題が発生していたが、今回のバージョンアップで改善されている。と、コミュニティマネージャーのClaudius氏はフォーラムで説明した。

バージョン6.9.0.106は、前バージョンの6.7.60.102から数えると、約2カ月ぶりの更新となる

また、Skypeの公式ブログには「Technological Changes to Improve the Skype Experience」と題した記事が投稿されている。Skype担当コーポレートバイスプレジデントであるMark Gillett(マーク・ジレット)氏は、バージョン6.xから導入された新機能としてOutlook.comとの連動をアピールし、テキストチャットや音声通話の改善を行い、Skypeが日々進歩するアプリケーションである、と紹介した。

Skypeは2011年10月にMicrosoftが買収し、自社の一部門としたが、現在でもWindows OS以外のプラットフォーム用クライアントをリリースしている。さらに10月17日20時にリリースされる予定のWindows 8.1へはWindowsストアアプリ版Skypeがプリインストールされる。

新バージョンではサードパーティ製IM(インスタントメッセンジャー)との連動が、2013年中に終了する旨を示すメッセージが現れる