京王電鉄の電車・バス開業100周年を記念し、リニューアルを進めていた「京王れーるランド」が10月10日にオープンする。多摩動物公園駅前の従来の施設を大幅に拡充し、2階建ての展示・体験施設と屋外展示スペースを整備。ファミリー層から鉄道ファンまで幅広く楽しめる施設をめざす。

屋外での車両展示

屋内施設でのバス展示

屋内施設の1階には、乗務員訓練で実際に使用されていたシミュレーションソフトを用いた「運転体験シミュレータ」を3台設置。150インチの大画面で、列車種別(各駅停車・急行・特急など)、気象条件、昼夜別と多彩な運転環境が体験できるという。6000系6722号車のカットボディが車体として使用される。1階にはその他、運転体験・車掌体験・バス展示・HOゲージジオラマ展示などのコーナーを設置。2階は「キッズフロア」とし、鉄道設備をイメージしたアスレチックコーナーやプラレールコーナーなどが設けられる。

屋外には、1940年代から運行していた往年の車両2400形をはじめ、2010系、5000系、3000系、6000系の5両を展示。各車両を背景に記念撮影が楽しめるほか、2400形、2010系、5000系の3両については車両内に入ることも可能だ。

「京王れーるランド」は10月10日9時30分オープン。営業時間は9時30分~17時30分(最終入場17時)、水曜定休(水曜が祝日の場合は営業し、翌日休業)。入場料は250円(3歳以上)。